木糸ハンカチプロジェクト
これまでとこれから

このプロジェクトが立ち上がるまで

環境チームの活動方針が決まったのは、2020年6月に行われた専門家の方をお招きして行うスキルアップセミナーに参加してからでした。このセミナーでは、森林保全活動をしている一般社団法人moretreesの事務局⻑である水谷伸吉さんに森林についてお話をしていただきました。部員が特に衝撃的だったと感じたことは、日本の森林は実は増えているが、その資源が有効活用されていない、ということでした。

この経験をきっかけとして、私たちは中高生またZ世代としてどのように森林保全に貢献できるのか考えるようになりました。同時に、他の中高生にも森林の現状や問題を知ってほしいと思いました。このような想いが、この環境チームの活動方針を作りました。 

一般社団法人moretreesの事務局長 水谷伸吉さん、株式会社Freewillさん、株式会社和紙の布さん、株式会社ヤギさんなどのご協力から、環境チームで「木糸ハンカチプロジェクト」を行うことになりました。国産間伐材を利用して作られた「木糸」のハンカチを製作・販売することで、環境保全活動に携わります。

ハンカチのデザイン募集

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2021年1月より、「ポケットに森を」をテーマに、ハンカチのデザインを全国から募集いたしました。このコンテストでは、以下の3つのポイントが描かれているデザインを募集しました。

  1. 日本の森林の健やかさを取り戻したい

  2. 木糸ハンカチを通して、森を身近に感じ、人と森をつなげたい

  3. 小さなことから森の保全に参加することができる

校内外から数多く集まったデザインから、この三点を踏まえ、森と人を繋ぐ、思わず中高生が手にとりたくなるようなシンプルなデザインを選択しました。SATのメンバーはもちろん、moretreesの水谷さん、クラウドファンディングでお世話になったFreewillの方々などと共に、デザインの選考に取り掛かりました。最終的に、シンプルかつメッセージ性の感じられる4つのデザインを選びました。このデザイン案に環境チームで細部の調整を行ったものが、現在商品となっている4つのハンカチです。

2021年2月16日-5月14日 「木糸ハンカチプロジェクト」クラウドファンディング

今回クラウドファンディングプラットフォーム、SPINを通して、2021年2月16日から5月14日までを期限に木糸ハンカチ製作資金を集めました。水谷伸吉様、阿部正登さま、石坂慎吾様、小倉一記様、指出一正様、梶栗隆弘様、村田浩子様の7名レコメンダーの方々に本プロジェクトを支援していただきました。SATとしては、フェイスブックやインスタグラムなどのSNSサービスを活用して発信をしたり、主催するイベントにおいて広報を行なったりと、約3ヶ月間の資金調達期間中に活動を行いました。

最終的には86人のソーシャルペアレンツの御支援により、46万7000円の資金を集めることができました。クラウドファンディング終了後、集められた資金から改めてその内訳を振り返り、ハンカチ制作やイベントなど、どのようにして資金を活用するのかを再び考えていきました。資金が集められたことによってハンカチの制作と販売に本格的に取り掛かる事ができ、プロジェクトを一段階進める事ができました。

 

2021年4月29日 「もくいとーく 〜日本の森林について考えてみませんか?:木糸ハンカチ編〜」開催

今回のイベントは、以下のような目的で開催しました。

木糸ハンカチプロジェクトを支援してくださっている方々には木糸の魅力や木糸になるまでの過程、歴史についてより知ってもらうこと。

そして木糸や木糸ハンカチプロジェクトを初めて知ったという人には、その魅力とともにプロジェクトの内容や目的、影響について知ってもらい、興味を持っていただくことです。

イベントではゲストとして、和紙の布の社長で、クラウドファンディングの

レコメンダーでもある阿部正登様に参加していただき、和紙の布の歴史と、木糸の制作過程などを語っていただきました。また、参加者の皆さんとも木糸のもたらす環境への影響や森林保全についても議論を行いました。

 

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2021年5月12日 「地球を育む「選択」と「行動」 ~現役女子中高生が露木しいなと白熱ディベート! 世界で活躍する若干20歳の環境活動家シイナが示す、中高校生たちに託す未来予想図とは~」開催

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こちらのイベントではゲストとして、「消費者の選択が世界を変える」を胸に環境活動家として活動を行なっている露木椎名さんに参加していただきました。露木さんが活動を行なっている世界の環境問題についても紹介をしていただき、森林保全や環境問題の解決に向けた、考えの大切さを語ってただきました。SATのメンバーと参加者とともに日本の森林についても知ってもらい、どのような私たちの選択や行動が貢献できるのかなどの意見を出し合って考えを共有していきました。多くの質問やディスカッションを経て、改めて一人一人の意識変革の大切さや行動変容について知ってもらいました。

2021年6月〜 TEAM WOOD CHANGE

2021年に入り、林野庁で行なっている「ウッドチェンジ」事業をSATで紹介され、林野庁様、楽天様などとともに「TEAM WOOD CHANGE」に環境チームを主体にSATが加わることとなりました。SATとしてはウッド・チェンジをPRする木糸商品を制作することとなります。

第一回、第二回のワークショップを通して、木糸でトートバッグの商品化が決定、デザインも決まりました。

木糸ハンカチプロジェクトで得られた日本の森林の現状についての知識や、環境保全に向けたアイデア、また間伐に関する知識などをデザインの参考にすることができ、SAT内で多くのデザインが出されました。

トートバッグという商品によって木糸の新たな魅力を伝えられるように、木糸ハンカチプロジェクトで身につけた木糸に関する知識を活用しながらこれからも「TEAM WOOD CHANGE」としてウッド・チェンジ事業を行なっていきたいです。

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2021年7月〜  木糸 × 小菅村

今後の活動としては、昔からSATと関わりのある山梨県・小菅村の森林を利用した木糸商品を制作したいと考えています。これまでSATでは過去に小菅村でスタディツアーを行っています。今年に入ってはオンラインの形ではありますが、二度のスタディーツアーを行いました。これらを通して、SATの部員は小菅村が行っている事業や森林の状態について知ることができました。

​実際に、小菅村は村の95%が森林です。ここから、木糸商品開発できるんじゃない

森林の現状を実感したり、どのような場面において木糸を活用できるかを考えたりしてきました。今年はオンラインでのスタディツアーを行い、特産品について学んだり、村や村の森林今後について話し合ったりしています。